秦氏

仕事でお世話になっているガイドさんの甥っ子さんがやっている、

韓国焼肉屋さんにいってきました。息子さんはピミョ食堂という仁王門通りにある韓国料理屋さんを経営。(知らずに行ってました。)

お店のコンセプトは、韓国にあるリアル焼き肉屋さんを再現しつつ、

若い女性でも気軽に入れる空間。店長がイケメンなんで、それだけで若い女性は来るやろなって思いますが。

ちゃんとお肉も美味しいです。韓国でのドラム焼肉を思い出します。


ガイドの松本さんは在日2世で、日本で生まれ育っているのですが、ちゃんと韓国語を勉強をして今は通訳案内士の資格を保有されています。

京都で修学旅行のガイドをしたり、個人でもガイドをしたりと。

松本さんのコースで、秦氏=太秦を巡るコースがあるんですが、

秦氏ってみなさんご存知ですか?渡来人の事なんですが、早い時代に秦氏が京都にやってきて、京都の街を形成していったんですよね。戦略というか移民してくるというか、むしろ一緒に京都の街を作ってくれたというべきかな。ドラえもん日本誕生のククルと思ってください。

この時代大陸の百済の方が進んでいるので、技術を持ってくるんですよね。それによって造られていくのが、松尾大社、伏見稲荷、広隆寺など。京都を代表するお寺は秦氏がいなければ無かったんですよねぇ。

という秦氏の話からまぁ入るのですが、結局今の京都は秦氏の業績があってこそもあるので、なぜ日本人は日本絶対主義で、他のアジア人や移民を差別するのかってことですよね。昔と違って今はそれほど、在日韓国人方や、中国人の方を差別しているとは思いません。恥ずかしいことにご年配の方が排他的やと私は思います。特に京都はそういうのが強く、住んでるエリアで区別ではなく差別をしている。この京都的なヒエラルキーが京都らしくていいって言う人もいるので、何とも言えませんが。

日本のいい所で、「伝統と文化が守られている点。だがそこが大きな弱点でもあるので、国際的にはなれない」という指摘が外国のメディアで取り上げられていました。確かに日本は日本が一番っていう思想が強いし、王朝が変わることなくやってきたからそれは誇るべきなんですが、他の国の人への対応があまりにも無残ということなんですよね。

松本さんの話では、インド人の優秀な人が来ても日本では色んな変な眼で見られるから、日本ではなくアメリカに行くんだよね~っと…そして毎度のことアジア人にちょっと威圧的な日本人。未だに戦争からの影響なのでしょうか?西洋人に弱く、アジア人に強い。メディアに踊らされて、国も知らず、行った事もなく(ネットの情報ばかり)、個人と付き合わず。。西洋人の観光客は誘致しても、アジア人には排他的。

みんながみんなってわけではないし、もちろん中国人だって韓国人だって個人で付き合っても、嫌な人は嫌な人やろうし。けど知りもしないのに、否定したりその世界に飛び込んでいかへんのは良くないですよね。日本人は会わず、話す嫌いだなって。

嫌われることを恐れるんだろうなぁ。友人が「嫌われる勇気」っていう本売れてるの日本だけやんな笑って言ってて、まさしくーーー!笑

旅行会社の私からしたらもっと個人の海外旅行行って欲しいですけどね。若者の留学、海外離れが最近すごい。。。


matsuのTravel Masterpiece

旅行会社出身のmatsuがお届けする、旅と、芸術と京都の日々。 旅と芸術を語るブログから、京都で旅の傑作を。

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